保育園生活

無資格・未経験の主婦が一念発起して保育業界に飛び込んでみた話。保育や園児に関する考察と、子どもたちへの愛を綴ります。

シロツメクサ

保育が上手くいかない。

 

自分の思い描くような保育ができない。

 

ここ最近、そんなことでずっと悩んでいた。

 

でも、昨日、そんなことを覆してくれるような出来事があった。

 

年少の女の子が、わたしに、シロツメクサで可愛い指輪を作ってくれたのだ。

 

まだおぼつかない指先で、何度も失敗しながら、でも諦めずに、わたしの小指と人差し指に指輪をはめてくれた。

 

その時、わたしは、そうだ、こういうことが、保育なのだった、と思い出したのだ。

 

子どもたちの純粋な優しさを目にすること。

心で感じ取ること。

 

それが、保育の醍醐味なのだった、と。

 

なんだかずっと忘れていた。

 

技術ばかりを追いかけて、違う誰かになろうとしていた。

 

周りの上手な先生を見て、ため息ばかりついていた。

 

でも、やっぱり、わたしはわたしでしかいられない。

 

そのまんまを、出していくしかない。

 

 

こんなわたしでも、受け入れてくれる子どもたち。

 

わたしはこの中で、生きていてもいいんだ、と。

 

大袈裟なようだけど、沈んでいたわたしにとってはそれくらい、意味のある出来事だった。

 

毎日、子どもたちに悩んでばかりだけど、でも、救ってくれるのも、やっぱり子どもたち以外にはない。

 

子どもたちと共に暮らし、友達みたいになればいいのかも。

 

どうやらわたしにはそういうやり方しかできないみたいだ。

 

また、自分を発見した日。

 

Aちゃん、ありがとう。

 

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