保育園生活

無資格・未経験の主婦が一念発起して保育業界に飛び込んでみた話。保育や園児に関する考察と、子どもたちへの愛を綴ります。

おんぶ

一昨日は、年中・年長さんのクラスへ、ヘルプとして入った。

 

0歳児からいきなり年長クラスは、体力を半端なく消耗する。

 

みんな本気でぶつかってくるので、今のわたしの力では受け止めきれない。

 

けど、受け止めてあげたいので、できるだけ相手をしていたら、汗だくになった(笑)

 

中でも、わたしを見ると「おんぶ!」とばかりに背中に乗ってくる女の子がいて、その子を何度もおんぶしていたら、それよりももっと(1.5倍くらい?)とても大きな子が便乗しだして、

「抱っこ!!」

と言い出した。

 

え?!

 

いったい何キロあるんだろうか…

 

息子よりはるかに重たい、17〜18kgはあると思われるその巨大児を抱っこして、部屋の中をあっちうろうろ、こっちうろうろ…

 

でも、男の子、とても嬉しそう(=^x^=)

 

そして、終わったら、他の子をまた蹴落として、

「おんぶ!おんぶ!」

と騒ぎだした。

 

「ちょ、ちょっとムリ…」

と断ると、

「おんぶ〜〜!!」

とぐずり出すのでビックリ。

 

どうしようかと思ったけど、他の保育士さん、

「〇〇君、良かったねぇ〜」

という目で見ているので、なんだか引くに引けなくて、力を振り絞っておんぶした(笑)。

 

普段はもう重たすぎるので、おんぶや抱っこ、お家でもしてもらってないのかもなぁ〜。

 

何歳になっても、おんぶや抱っこは、やっぱり嬉しいものなんだなぁと、なんだかしみじみ思った。

 

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子どもはみんな

勤務先の保育園にて。
 
「ママー、ママお迎えはまだ~?」
と騒ぐ子ども。
 
「〇〇ちゃん、ママ来たよ~」
と言うと、パッと振り返って飛んで行く子ども。
 
「ママー、大好きだよ」
再会して、ママにまとわりつきながら言う子ども。
 
み~んな子どもは、ママが大好き。
 
どんなママでも、自分一人だけのママ。
 
そんな光景を見てると、なんだかじーんとしてくる。
 
 
そして我が子。
 
今日は保育園でブルーベリー狩りがあった。
 
保育園にお迎えに行くと、
「ママにいっぱいお土産持って来たよ!」
と言って、嬉しそうにカバンから出してくれました。
 
わたしはついさっき、普段怒りすぎちゃっていることを後悔していたばかり。
 
「ありがとう」
と言ったけど、とても済まない気持ちになった。
 
いつもいつも、ダメなところばっかり見えちゃって、つい他の子と比較しちゃって、ごめん。
 
それなのに、いつも好きでいてくれて、いつも笑顔を見せてくれて、ありがとう。
 
その笑顔が見れるうちは、まだ大丈夫、引き返せると、わたしは自分の子育てをまた改める気持ちになる。
 
 
子どもが好きになってくれるだけで、本当はもう充分なのに。
 
 
子どもに嫌われないように、わたしもまた、大人になっていかなきゃならない。
 
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力不足を感じた日

今日は、仕事の面で力不足をひしひしと感じた日。

まず、園児の保護者に、唐突に相談事をされて、上手く応えられなかった。

「担当保育士に変わります」
なんて言えないし、ましてや、
「ちょっと分かりません」
なんて、言えるわけない。

相手はわたしが保育補助であろうと何であろうと関係ないのだから、プロとして対応できなければいけないのだけど、あまりに突然すぎて、上手い言葉が出てこなかった…。反省。

結局、担当保育士が後から来てフォローしてくれたので、助かった。

そして、いつもは他のクラスに入っているベテラン保育士さんが、今日は珍しく0歳児についてくれたのだけれど、やっぱり力の差を見せつけられた。

遊び方、声掛けの仕方、世話の仕方など、どれを取っても素敵。みんな、人見知りもせず楽しそうに遊んでる。

自分って、当たり前だけどまだまだだなぁ…、と、再認識してしまった。

もっともっと、保育については学ぶことがある。

誰も教えてくれないのだから、自分で真似しながら盗むしかない。

0歳とはいえ、もはやすでに保育士の選り好みをするくらいだから、赤ちゃんを甘く見てはいけないなぁ…。

 

 

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少しずつの自信

職場で子どもに再会したら、ニッコリと笑ってくれた時。

自分の手遊びで、笑ってくれたり、体を揺らして楽しんでくれた時。

自分の腕の中で、すやすやと安心して眠ってくれた時。

何もなくても子どもが寄ってきて、抱っこを求めてくれる時。

そんな時々に、わたしは、保育の仕事をしていてもいいんだな、と思える。

経験がまるでなく、まだ保育士と呼べる資格もないけれど、この場所にいてもいいんだな、と思える。

み〜んな、子どもたちのおかげ。

 

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年少さんクラス

今日は、ヘルプとして3歳児のクラスへ入った。

当たり前だけど、0歳児と全然違う。もう、全っ然違う。

言葉が通じる。一緒に遊べることが、これほどに楽とは…

0歳児は癒しだけれど、普段、遊ぶこと一つとっても、ぶつからないように、転ばないように、寝ていてもちゃんと呼吸しているか、眠りが細切れなので、どう上手く再眠させるかなどに、どれだけ神経を使っているのかを、自分で再認識した。

しかしその反面、年少さんは、みんなてんでバラバラなので、まとめ上げるのが大変。いつも大声出してなきゃいけない。

でも、個性豊かな子どもたちで、ほとんど初めて入るわたしとしては、とっても楽しかった。

初めてでも膝に乗ってくれたり、本読んで!と言われたり、戦いごっこしたり、手を引っ張ってくれたり…

保育って、いいなぁ。

と同時に、我が息子と比較して、息子は担任から幼い幼いと言われていたけど、やっぱり年少さんとは全然違うよなぁ…と思えた。

どれだけ幼くても、息子はやっぱり年中さんで、しっかり話せるし、しっかり成長しているんだな~、と、ほっとした。


写真は、家ご飯のカレーライス。

隣でパクパク食べている息子も毎日、保育士さんにたくさん遊んでもらっているんだろうなぁ~。

 

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大失態

仕事のこと。

大失態と思える失敗をやらかしてしまった。

原因はわたしの不注意。

一人、ちゃんとはかせたはずのオムツから大量に漏れて、その子とお母さんだけでなく、周りの園児や先生方にも迷惑をかけてしまった。避難させたり、お掃除してもらったり……

あー、自分が情けない。

何百回と替えてるオムツ交換で、失敗したのは今回だけだけれど、それでもやっぱりあってはならないことだし。

自分は何も言えるような立場ではないので、正社員の方に謝らせてしまったし。

わたしはこういうところ、ほんとにある。

爪が甘いというか、注意力散漫というか……

気合い入れ直さねば。

 

お客様は園児たち

保育園に勤めだして、二か月が過ぎた。

毎日予測不能なことばかりで、毎日違っていて、目まぐるしい。

子育てとおんなじ。

わたしの受け持ちは0歳児なのだけれど、0歳児って本当に動物みたいで、当たり前だけれどあんまり言葉も通じないし、眠いとか疲れたとかですぐ泣くし、何しろ遊びがつまんないなどと最初は思っていた。

ただ物を口に入れたり、積んだ積み木を倒したり、ボールを転がしたり、手遊び歌など…

大人目線だと、退屈なこと極まりない。

でも、それが当たり前だからしょうがないなどと思っていた。

しかしある日、正社員の方の接し方を見てて思った。

0歳児が喜ぶような遊びをしていれば、全然子どもたちはグズんないし、楽しそうにするし、大人の方へ寄ってきてくれる。

そうすると、気持ちが通じ合ったみたいで、何をするのも楽しくなる。

ただ子どもが遊んでいるのを見守るんじゃなくて、一緒に、子どもが楽しくなるような遊びをすると、子どもは本当に心を開いて懐いてくれるんだなと思った。

一歩踏み込む姿勢。
そういうのが大切みたい。

わたしの場合、ほんとに初心者なので、自分でそのようにもやもやすることは、観察しながら、自分でクリアにしていくしかない。

今の仕事は、いわばサービス業で、お客様は園児たちだ。

園児たちが、楽しく元気に過ごせたら、きちんとした仕事をしたということになるんだろう。

そのことを忘れないようにしたい。

 


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