保育園生活

無資格・未経験の主婦が一念発起して保育業界に飛び込んでみた話。保育や園児に関する考察と、子どもたちへの愛を綴ります。

ちゃんと知りたい!子どもの発達障害

少し前のことだが、5月26日に放送された、「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害  すくすく子育て×ウワサの保護者会  コラボスペシャル」を観た。

 


内容は盛りだくさんだったが、本当に分かりやすく、発達障害とはどういうものか、その分類、特性、困り事、就学時の進路の問題など、実際に悩んでおられる親御さんの目線で展開していく構成がとても良かったと思う。

 


特に、我が子に障害があるかもしれないという壁にぶち当たったお母さんが、子どもが謝る目の前で、「もうムリ」と泣いてしまったと言う場面では、その絶望感がとても良く伝わってきて、わたしも思わずもらい泣き。

 

 

 

でもそこから、色んな福祉のサポートがあることを知り、困った時は、頼れるところがあるということ、母親一人で全ての責任を負わなくても良いことなど知っていったとのこと。

 


その他のお母さんたちも、悩み抜いた経験からみんなパワフルで、寛容で、自分の子どもだけではなく、どの子も大切で、困っている子みんなの力になりたいというメッセージが言葉の端々から溢れていた。

 


自分の子に障害があるとなると、親はみんな追い詰められるだろう。

 


周囲の目、家族からの叱責や、安心できる居場所がないなど、本当に想像を絶する困難の連続だろうと思う。

 


それでもこんなに明るく、希望を持って話ができるお母さんたちを、心から尊敬してしまった。

 


そして、番組でも言われていたが、こういうお母さんたち、お父さんたちが増えていき、声を上げていくことで、もしかしたら少しずつ、世の中が変わっていくかもしれないな、と思った。

 


「みんなの学校」の、大空小学校のように全面的ではないけど、インクルーシブ教育が、近いうちにもっと普及していくと良いと、わたしなんかは思う。

 


特別支援学校や特別支援学級なども、今はまだまだ数が少ないけれど、どこの学校でも、どこのクラスに入っても、そういうところと同様、みんなが均等に学べる機会が、もしかしたらできてくるかもしれない。

 


実際、うちの子の学校には、学校サポーターがついて下さっているのを最近知り、実際に、子どもたちを満遍なく見て下さっているのを初めて見た時には感動した。

 


まさに理想の環境。

 


うちの子も何度か助けを求めて、その度にマンツーマンで教えてもらっていた。

 


「一人一人、みんな違ってみんないい」

という言葉どおり、個性を尊重し合える世の中にもっともっとなっていって欲しい。

 


学校教育が、画一的ではなく、一人一人に寄り添った指導へと方向転換していって欲しい。

 


そのためには、目の前の人を、

「あなたのことが知りたいよ」

と、いう気持ち。

 


番組でも出ていたが、その姿勢を、わたしも保育者として、常に心に留めていきたいと思う。

 

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