保育園生活

無資格・未経験の主婦が一念発起して保育業界に飛び込んでみた話。保育や園児に関する考察と、子どもたちへの愛を綴ります。

「あなたも保育者になれる」




以前からずっと、保育に携わるうえでのバイブル的なものを探していたが、このたびやっと見つけた。


「りんごの木」保育園の保育者、あおくん先生が執筆した、

「あなたも保育者になれる」

だ。


今までどんな本も、ある部分は納得がいくけれど、ある部分では賛同できない、あるいはそう上手く実践できない、といったような本が殆どだったが、この本は、端から端まで保育のポイントが簡潔に分かりやすくまとめられているので、いつ見返しても内容がすとんと心の中に入ってくる。


あおくん先生の独特な言葉遣いもまた素晴らしい。


子どもたちの言葉にならない感情や、ふとした様子を、あおくん先生の言葉でうまく表現されているので、保育がとても身近に感じられる。


改めて、保育とは、大人側が指導するものではなく、子どもの世界にふわっと足を踏み入れて、子どもが成長するためのお手伝いをする仕事なんだな、と思い至る。


子どもにとってとても大切なことは、自分を表現すること。感情を吐ききること。

それが心身ともに健全な成長につながっていく。


「りんごの木」では、それが存分に叶う場所だから、ここの子どもたちはみんなすくすく育つだろうと思った。


こういう園がどんどん増えていくといいな。


そして、わたしもできる限りこのような保育を心がけていきたいと強く思った。


あおくん先生が言うように、わたしも、粘り強く、ぬけぬけと、社会の土壌を耕すミミズのような存在にならなくては・・・。


今はまだ果てしなすぎて、目指す天辺も見えないほどだけれど。