子どもにとっての遊びとは?
子どもにとって欠かせないもの。
それは遊び。
放っておいてもすぐに子どもは何かを見つけて遊び出す。
保育者がわざわざ何かを提供しなくても、子どもは自分に合った遊びを次から次へと生み出していく。
子どもにとって遊びとは、生活することそのものだ。
遊ばない子どもなんていない。
大人も遊ぶけれど、子どもほど夢中になって遊び続けることはそうそうない。
それを見て思った。
子どもは、生きていくために、成長していくために、自分に必要な遊びを取り込んでいっているんじゃないかと。
自分の子どもを見ていても、既製のおもちゃよりも、どちらかと言うと、ただのプラスチックとか、ただのペットボトルとか、そこら辺に落ちている紙とか石とか、
「それおもちゃじゃないんですけど?」
というようなもので何分も集中して遊んでいたりする。
それはつまり、想像力が湧くからじゃないかと。
その想像する力(もしくは創造する力)は、脳の発達にきわめて必要なものだ。
子どもは遊びながら、きっと自分で自分を成長させていっているんではないかな。
既製のおもちゃがすぐ飽きてしまうのもそういうことだ。
ワンパターンで、なかなか想像力や創造力が育まれないから。
なんとない紙と鉛筆、粘土、積み木なんかは、そういう意味では本当に優れたおもちゃなのかも。
そう思うと、意味がないように見えても、子どもの遊びはできるだけ存分にさせてあげなくては、という気になる。
たとえ部屋中散らかろうとも、大人は子どもの邪魔をしてはいけないのである。
彼らは天才の種を撒き散らしているのかもしれないのだから・・・
(ちょっと大袈裟?)
何にせよ、先日、発達支援教室に見学に行った際にも、何をしているのかと思いきや、やっぱりここでも子どもを遊ばせることがメインだったので驚いた。
もっと特殊な教育でもしてるのかな、と思っていたから。
でもよくよく聞いてみると、
「療育とは遊び。本人が楽しくて仕方がないことをやること」
というようなことをおっしゃっていたので、まさに!と思った。
子どもにとって遊びとは、生きることそのものだ。
舐めちゃいけない。
池上彰さんだって、小さい頃は、とにかく外で遊び倒していたそうなのだから・・・
今の流れである早期教育というより以前に、子どもにはもっともっと、五感をフル回転できるような遊びをたくさん経験させてあげたいなと思う。