寝かしつけの時に考えること
前々から疑問だったけど、誰にも聞いたことがなかったこと。
というより、あまりにバカっぽい質問なので聞くのを躊躇していた。
それは、
保育者は、子どもを寝かしつける時に、何を考えながらしているのか?
ということ。
我ながらほんとに初歩的だなぁと思う。
でも、おんぶや抱っこをしている時、ふと目を覚ました子をトントンしている時、他の保育士さんは、特に何も考えていないように見える。
でも、わたしは何も考えずにそれらをすることができなかった。
無になろうと思うほど、何か余計なことを考えてしまって、そうすると寝かしつけがうまくいかず、子どもが泣き出してしまう。
いったいどういう気持ちで寝かしつけをすればいいのか?
自分の子どもでも悪戦苦闘したわたしなので、寝かしつけが下手なのは重々承知だから、余計にその真相(?)が知りたくなった。
でも、今日、天から降ってきたみたいに、突然分かった。
神様からの許可がやっと下りたのかもしれない。
それは、無になることでもなく、寝てくれと祈る気持ちでもなく、ただ、大丈夫だよ、
という気持ちで寝かしつけすればいいんだってこと。
半年以上経ってから気づくのは、我ながら情けない。
しかし、何でも頭で考えてしまうわたしには、こんなことも分からないのである。
そんなこんなで、今日の寝かしつけは、すべて上手くいった。
気持ちひとつでこんなに変わるなんて、子どもはやっぱり保育者の思いを無意識に受け取っているとしか思えない。