保育園生活

無資格・未経験の主婦が一念発起して保育業界に飛び込んでみた話。保育や園児に関する考察と、子どもたちへの愛を綴ります。

女だらけの職場

年度末。

保育業界にとっても忙しい今の時期。

クラス替えや配置換え、新年度に向けた準備など、毎日色んなことが目白押し。

そんな時にトラブルは起こる。

みんなやっぱり不安で苛立っていたりするのもあるかもしれない。

単に時間がなくてイライラしてるのもあるかもしれない。

でも、女だらけのこの職場。

陰では正直、いいことばかりではない。(もちろんだけど)

誰かの悪口、喧嘩、いざこざは、毎日のように起こる。

女だらけの職場が久しぶりのわたしにとっては、ある意味新鮮だ。笑

自分もいつターゲットになるか分からないので(笑)、空気のあまり読めないかもしれないわたしは、結構注意している。

でも、注意したってどうしようもないことの部類ではあるが…。

こういう時、男性が多い職場は非常に楽だなぁ…、と振り返る。

何でもそこまで気にせず口に出せるし、女というだけで許されることが結構あった。(^^;

しかし、細心の気遣いを忘れてはならない。

これが、女性の職場である。
(少なくとも、わたしにとっては)

数少ない男性と、男性っぽいさばさばした性格の女上司と話す時だけが、わたしの心安らぐ唯一の時間である。笑

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余裕がない話

あるお母さんが、登園前に子どもを叩いたという話をしているのを聞いてしまった。

 

ぐずぐずして、ちっとも朝の支度をしなくて、イライラしてバンっとやってしまったと。

 

その気持ちは、すごく良く分かる。分かりすぎるけれども、それを普通は人に話さないような気がする。

 

でも、保育者にペラペラと話してしまうということは、お母さんは、相当精神が参っているのかもしれないと思った。

 

お母さんは笑いながら言っていたけど、保育者は、軽く受け止めずに、できる限りのサポートをしないといけないと思う。

 

今、子育て相談機関が増えたとは言え、わざわざ出向くようなことは稀で、よっぽどのことがない限り話をしに行くことはまずないと思う。お母さんたちは忙しいし…。

 

やっぱり、いつも顔を合わせている保育者が、一番言いやすいのではないかと思う。

 

だからこそ、保育者は色んなサインを見逃さないようにしなければならない。

 

家庭の問題の鍵を握っているのは、やっぱりお母さんだ。

 

お母さんが心の余裕がないことで、子どもに怒りのベクトルが向きがちになる。

 

いくら育てにくい子どもだって、どのお母さんも、本当は、せっかく産んだ我が子と、笑って過ごしたいはず。

 

だから、お母さんのサポートはとても大切。

 

お母さんが笑っていれば、きっと家族のみんなが笑顔になる。

 

お母さんは子どもと触れ合うことを中心にして、他のことはみんな周囲がサポートできるような世の中になればいいなぁと思う。

 

超極端なことを言えば、家事はお母さんがやるべきではないかもしれない。

 

昔のように、お手伝いさんがいるような暮らしだと、いいのかなぁ…なんて、ぼんやり思う。

 

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自分の強み

わたしは、自分の強みが、初めて会った子でも、特に何をしなくてもあまり泣かれずに懐いてくれることだと思っている。


周りを見ていると、なんとなく、その部分は自分で認めてもいいのかなという気がする。


可愛い小さな子が近寄って来てくれるのは嬉しい。

膝の上に乗っかって来てくれるのも、本当に嬉しい。


これからは、そんな子たちがもっともっと楽しくなれるように、自分に技術が欲しいなと思う。


何か、自分が得意なことで、子どもを喜ばせることがしたい。


絵でもなく、読み聞かせでもなく、手遊びでもなく、、、


わたしにできることは何だろう…


やっぱり、ダンスを極めるか?!笑


模索中。



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保育士試験合格!!

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今日、実技試験の結果通知が来て、なんと、合格していました…!!


言語がギリギリ合格だったので、本当に危なかった…。


でも、これで晴れて試験から解放されて、もう勉強しなくていいのが嬉しいです笑


今度から、保育士登録さえすれば、わたしも保育士と名乗れる!


夢にまで見たことで、とてもとても嬉しいです。


これからも、わたしなりの目線で、子どものことを伝えていきたい。


ずっと子どもに寄り添っていきたい。


向いているか向いていないか分からないけれど、今は、そんな気持ちです。


全国の合格された皆さん、おめでとうございます!


これからどんな景色が見れるのか、楽しみです。






尊敬

‪今の職場の子どもたちがほんとに好き。‬


‪久しぶりにクラスに入っても、みんなわたしに笑顔を向けてくれる。‬


0‪歳児でも、こちらがじっくりコミニュケーション取ろうとすれば、必ず子どもたちの思っていることが分かる。‬


‪彼らと通じ合っている感じが好き。‬


‪一緒に笑ったり歌ったり踊ったり、‬保育園でみんなが楽しそうにしているのがよく分かる。

 

でも、それもこれもみんな、担任の正職の先生方のおかげだよね。

 

先生が現場の雰囲気を作り、園児を楽しませ、まとめ上げる。

 

お家は、子どもが自分らしくいられる場所だけれど、保育園は、子どもが子どもらしくいられる場所だ。

 

子どもらしく、好きなことを目一杯楽しんで、遊んで、仲間と喧嘩したり、仲良くしたりして、集団行動の中で成長していく。

 

そういうことを、先生は、さりげなく全部サポートしている。

 

わたしは補助員から学んでいる身なので、本当にそういったことは何もできない。

 

先生一つで、クラスの雰囲気は良くも悪くもなるんだよなぁ〜。

 

先生は、改めて、すごいなぁ。

 

と思った日。

 

 

 

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井桁容子さん講演会

以前からファンだった、保育界では有名な、井桁容子先生。

 

その先生の講演に、機会に恵まれて参加できることになった。

 

井桁先生の保育のあり方を、改めてすごいと感じた。

 

子どもを管理したり、指導したり、叱ったりするという姿勢はまるでなく、保育者は、ただ子どもたちに共感し、側で見守り、育ちを助ける存在であるだけでいいんだと思えた。

 

喧嘩に関しても、自分の保育園勤務を通して、保育士が仲裁するのが当たり前のように思ってしまっているけど、先生は、それらもコミュニケーション能力や、失敗を学ぶ力を培うために重要なことなので、むやみに止める必要はないとおっしゃっていた。

 

すごく納得した。

 

それからは、今の保育の在り方が、大人にとって管理がしやすいようになっていると思えて仕方ない。

 

喧嘩しないように、怪我をしないように、みんなで仲良く温和に遊べるように…

 

すべて、大人にとって都合がいいからだ。
保育者にとっても、保護者にとっても。

 

さらに言えば、お散歩、給食、お昼寝などぴったりと時間で管理されることすら、子どもの意向を無視している気がしている。

 

一人一人のリズムや生活環境は違っているのだから、本当はもっときめ細やかな対応が必要なのかもしれない。

 

そうは言っても、保育園にいる以上、集団行動なので、もちろん基本的には仕方のないことではあるのだけれど…。

 

先生は、今の社会が、横にならえの社会で、感情がないがしろにされ、一人一人の個性を伸ばしにくいようになっているともおっしゃっていた。

 

その結果が、現代の若者を追い詰めて、引きこもりなどを生み出すと…。

 

その意味で、大人はすでに飼い慣らされてしまっているので、むしろ子どもを尊重して、個々の感情を大切に保育していくことが必要なのではないかと思った。

 

この世の未来を担う子どもたち。

 

みんなが個性を生かせる、自信が持てるような社会になってほしい。

 

そのためにできること。

 

保育者は、良い大人ではなく、子どもにとって嬉しい大人になること。

 

またわたしも、自分を見つめ直す良い機会になった。

 

わたしも井桁先生のような保育者を目指したいと思うようになった。

 

まだまだこれからである。

 

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読み聞かせ

わたしは読み聞かせが下手である。

 

何度となくやっているけれど、どうも子どもの視線を惹きつけることができない。

 

たぶん、どこかで恥ずかしさをまだ捨てきれてないんだろうなぁ…。

 

担任を持っている先生の読み聞かせを見ていると、読み出した途端に子どもがパッとそっちを向くので、途端に自分の力不足を痛感して、少し切ない。

 

もっと心をオープンにして、大きな声で、抑揚をつけてお話ししよう!

と、心では思っているんだけれど、これが、どうにも難しいのである。

 

そりゃ、保育士試験の実技でも落ちるわけだ…。

 

今回は受かりたいけど、今のままでは全く受かる気がしない。

 

有難くも現場で練習できるのだから、わたしは恵まれていると言った方がいいかもしれない。

 

しかし!

 

わたしは最近気づいた。

 

歌に合わせた振り付けダンスだと、園児たちは、なぜだか分からないがわたしの方をじーーっと見てくれることに。

 

最初は驚いたけど、見てくれるので嬉しくなって、恥ずかしさもどこかへ行き、

歌のお姉さんばりに楽しくのびのび踊るようになった。

 

この差が何か分からないんだなー。

 

ま、単純に読み聞かせが下手というわけなんだけど。

 

実技試験にダンスもあればいいのに。

 

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